赤肉・加工肉ではガンにならない?健康常識を覆す最新研究が物議を醸す

米国内科学会が発行する雑誌「Annals of Internal Medicine」に2019年10月に掲載された新しいガイドラインでは、これまで体に悪いとされてきた赤肉や加工肉の摂取について「現状を維持するべき」と主張しており、物議を醸しているようです。

Annals of Internal Medicineに掲載された新しいガイドライン

これまで体に悪いとされてきた赤肉・加工肉

これまで多くの国の医療機関などは、健康のためには赤肉(牛・豚・羊などの肉)・加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)の摂取を減らすべきだと主張していたようです。

たとえば世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)は、

・加工肉については「人に対して発がん性がある(Group1)」

・赤肉については「おそらく人に対して発がん性がある(Group2A)」

と分類しています。

発がん性の他にも心臓病リスクの増加などを指摘した研究も多数あったようですが、今回は、こうした証拠が不確かだとする研究論文が新たに複数発表され、赤肉・加工肉の摂取が健康に及ぼす影響について大きな物議を醸しているようです。

Health risks of red meat questioned

参考動画|CBC News: The National:本発表について報じたニュース動画

一方、動物福祉に関する倫理的問題や、肉の消費による環境への影響といった懸念については、健康とはまた別な問題として議論する必要があるようです。

参考文献:

Aaron E. Carroll et al. Meat Consumption and Health: Food for Thought Ann Intern Med

Bradley C. Johnston et al.Unprocessed Red Meat and Processed Meat Consumption: Dietary Guideline Recommendations From the Nutritional Recommendations (NutriRECS) Consortium Ann Intern Med

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