遺伝子・進化・生態花粉を運ぶ昆虫を約1億年前の琥珀で発見、白亜紀に虫が送粉していた証拠 米国科学アカデミー紀要に掲載された論文によれば、約1億年前の白亜紀に花粉を運んだと考えられる甲虫の一種が琥珀内で発見されたようです。ダーウィン以来、白亜紀に被子植物が適応放散した鍵は、昆虫の送粉にあると考えられてきたものの、送粉の直接的な証拠は今回が初めてだったようです。今回発見された虫は、ハナノミ科に属する甲虫の一種 2019.11.14遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態【動画】ザトウクジラの泡による狩り「バブルネットフィーディング」、ドローン撮影に成功 ザトウクジラは、円形に泳ぎながら泡を吐いて、獲物を取り囲むネットを作り出す「バブルネットフィーディング」という狩りを行うことが知られています。学術誌「ロイヤルソサイエティ・オープンサイエンス」の論文では、ザトウクジラは泡による柱状のネットに加えて、胸びれも使って獲物を効率的にとらえている可能性が報告されています。 2019.10.23遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態一列に並んだ三葉虫の化石を発見、集団行動は4億8千万年前から存在か【最新研究】 化石の例としてよく知られる三葉虫が、集団行動をとっていた可能性が判明したようです。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された論文では、一列に並んだ三葉虫の化石を発見したことが報告されています。 2019.10.18遺伝子・進化・生態
テクノロジー・AIゲノム編集だけではないCRISPR、ウイルスの検出・破壊で医療へ応用【最新研究】 CRISPRといえばゲノム編集が有名ですが、他の方法でも医療への応用が可能なようです。学術誌「モルキュラー・セル」に掲載された論文では、CRISPRのCas13という酵素によってRNAウイルスを検出・破壊する方法が発表されています。 2019.10.12テクノロジー・AI健康・環境遺伝子・進化・生態
健康・環境北米の鳥類が過去50年で約30億羽、30%近く減少したことが判明ー最新ニュース 米科学誌「サイエンス」に2019年9月に掲載されたKenneth V. Rosenberg氏らの論文によれば、北米の鳥類が過去50年間で約30億羽、3割減少したことがわかったようです。 2019.09.28健康・環境遺伝子・進化・生態
テクノロジー・AIゲノム編集でアルビノのトカゲが誕生【最新研究】 ゲノム編集をハ虫類に応用するのはこれまで技術的に難しかったようですが、今回トカゲで成功したようです。学術誌「セル・リポーツ」に掲載の研究では、CRISPR Cas9(クリスパーキャスナイン)と呼ばれるゲノム編集技術によって狙った遺伝子を改変して、アルビノのトカゲを生み出すことに成功。新しいゲノム編集の方法・手順を開発 2019.09.25テクノロジー・AI遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態性別の決定は精子の速度が鍵?「産み分け」の新しい簡単な方法を発明ー最新研究 子の性別を産み分けるための、簡便な方法が新たに開発されたようです。米科学誌「プロス・バイオロジー」に掲載された論文では、X染色体を持つ精子とY染色体を持つ精子を、遺伝子活性にもとづく運動性の違いを利用して分離することによって、人為的に子の性別を決定できる新しい方法が発表されています。産み分けの科学的根拠・エビデンス 2019.09.18遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態電気ウナギの新種で電圧860Vを測定、史上最強の発電生物か【最新研究】 英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」の最新論文によれば、長年、1種と考えられていた電気ウナギは、どうやら3種だったようです。デンキウナギの発電の仕組み・原理なども動画でわかりやすく解説。また、馬やワニに飛びかかるような行動についても最近の研究でその意義が明らかにされています。 2019.09.14遺伝子・進化・生態
テクノロジー・AIゲノム編集で生まれた角のない牛に細菌DNAの混入が発覚ー意図しない外来遺伝子が導入 ゲノム編集で家畜の遺伝子を改変した際に起きた意図しないDNA挿入が、外部機関の調査で見つかったようです。「bioRxiv」の論文によれば、ゲノム編集によって角をなくしたウシの遺伝子をFDA(アメリカ食品医薬品局)が調べた結果、外来の細菌の遺伝子が意図せずにウシのDNAに組み込まれてしまっていたことが発覚したようです。 2019.09.13テクノロジー・AI遺伝子・進化・生態
人間行動・心理学なぜ左利きになる?遺伝子や脳の違いが判明ー最新研究 なぜある人は左利きになるのか?その理由の一端や左利きの人の特徴などが、遺伝子や脳の研究で明らかになりました。神経学雑誌「BRAIN」に掲載された論文によれば、左利きに関連する遺伝子座が特定された他、左利きの人では左右の脳の言語ネットワークの機能的つながりが強まっている事やパーキンソン病や統合失調症との関連も判明。 2019.09.12人間行動・心理学遺伝子・進化・生態
健康・環境昆虫にも痛覚があり、ケガ後に慢性痛を感じている可能性が実験で判明ー最新研究 虫にも痛覚があり、慢性的な痛みを感じていることを示唆する証拠がハエの実験から得られたようです。米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」に掲載された論文によると、ショウジョウバエでは傷が回復した後でも、刺激に対して過敏になって持続的な慢性痛を経験していることがわかり、そのメカニズムの一端も解明できたとのこと。 2019.07.12健康・環境遺伝子・進化・生態
健康・環境HIVの除去にマウスで成功ー抗ウイルス薬とゲノム編集を併用、完治治療へ向け一歩前進か【最新研究】 抗ウイルス薬を使う現在のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)治療では、HIVは完治しないため、薬を一生飲み続ける必要があるようです。しかし今回、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に載った研究では、抗ウイルス薬とゲノム編集技術を併用した治療によって、マウスからHIVの除去に成功。将来HIVを根治・治癒できる可能性 2019.07.04健康・環境遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態【動画】チンパンジーはカメを叩き割って食べることが判明ー最新研究 チンパンジーが様々な動物を狩ってその肉を食べることは知られていましたが、甲羅を持つカメさえ食べるようです。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に2019年5月に掲載されたSimone Pika氏らの研究では、アフリカのガボンに生息するチンパンジーが、カメの甲羅を叩き割って捕食する様子が初めて直接観察されました。 2019.05.28遺伝子・進化・生態
テクノロジー・AI2019年前半に話題になった生物学などの最新論文ニュースまとめ12選 2019年前半に世界的に話題になった論文・ニュースをまとめました。生物に関係する話題を中心に、健康・環境・テクノロジーなど、様々な分野の論文を取り上げています。ソースの学術論文の大半は、リンクからオンラインで無料で閲覧できます。2019年の面白い論文・生命科学などの最新研究を一挙にご覧ください。 2019.05.17テクノロジー・AI健康・環境遺伝子・進化・生態