トマトに抗皮膚がん作用!リコピン効果?最新研究

トマトを長期にわたって食べていると、紫外線による日焼けが緩和されることはご存じだろうか?

カロチノイド(色素)が皮膚に行きわたることで、紫外線のダメージから守ってくれるのではないかと考えられているが、その他のファイトケミカルが役立っている可能性もある。

ネイチャーの姉妹誌「サイエンティフィック・リポーツ」に今月掲載されたJessica L. Cooperstone氏らの研究によると、トマトには皮膚がんを抑える効果もあることがわかった。

多くの人が皮膚がんを発症

皮膚がんの中でも特に非黒色腫皮膚がんは全てのがんの中で最も普通にみられ、アメリカでは毎年多くの人が発症する(例えば2012年は540万人)。死亡率は低いもののコストが大きいため(年間81億ドルかかる)、当局は皮膚がんの予防に努めている。

そのため、食生活上の工夫により皮膚がんが予防できればメリットは大きいだろう。

トマトは皮膚を守ってくれる?

トマトには紫外線による日焼けを軽減する効果がある。

トマトを食べるとカロテノイドが皮膚に蓄積され、この色素が紫外線を防いでくれるのではないかと考えられている。

トマトに含まれるカロテノイドの中でも、リコピンは最も一重項酸素(活性酸素の一種)を消去する能力が高いことが知られている。

Jessica L. Cooperstone氏らの研究では、マウスにリコピンを含むトマトを与えて、紫外線にさらした時に皮膚がんが抑えられるかどうかを調べた

トマトによって腫瘍の数が減った!

オスのマウスでは、トマトを与えた群は、トマトを与えなかった対照群より腫瘍の数が少なかった。

メスのマウスでは腫瘍の数に違いがなかった(トマトの効果が見られなかった)。

・トマチジンという成分も何らかの形で腫瘍数の減少に関係している可能性が示唆された。

・トマトの品種によって、リコピンの取り込まれやすさが違う可能性が示唆された(タンジェリン・トマト[オレンジ色のトマト]は赤いトマトよりもリコピンが取り込まれやすかった)。

・トマトやトマトのファイトケミカルが具体的にどのように皮膚がん抑制に役立っているか知るにはさらなる調査が必要。

管理人チャールズの感想

トマトの皮膚がん抑制効果に性別により違いがあったのは興味深いですね。案外、肌を大切にしようとトマトを食べていても女性には実はそれほど効果がなかったり・・・なんてことはないか。今後の研究でこの辺のこともきっと解明されるでしょう!

原著論文・クレジット表記(Creative Commons Attribution 4.0 International License

Jessica L. Cooperstone, Kathleen L. Tober, Ken M. Riedl, Matthew D. Teegarden, Morgan J. Cichon, David M. Francis, Steven J. Schwartz, Tatiana M. Oberyszyn. Tomatoes protect against development of UV-induced keratinocyte carcinoma via metabolomic alterations. Scientific Reports, 2017; 7 (1) DOI: 10.1038/s41598-017-05568-7

Tomatoes protect against development of UV-induced keratinocyte carcinoma via metabolomic alterations
Prolonged tomato consumption can mitigate ultraviolet (UV) light induced sunburn via unknown mechanisms. Dietary carotenoids distributed to skin are hypothesize...

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