健康・環境昆虫にも痛覚があり、ケガ後に慢性痛を感じている可能性が実験で判明ー最新研究 虫にも痛覚があり、慢性的な痛みを感じていることを示唆する証拠がハエの実験から得られたようです。米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」に掲載された論文によると、ショウジョウバエでは傷が回復した後でも、刺激に対して過敏になって持続的な慢性痛を経験していることがわかり、そのメカニズムの一端も解明できたとのこと。 2019.07.12健康・環境遺伝子・進化・生態
健康・環境HIVの除去にマウスで成功ー抗ウイルス薬とゲノム編集を併用、完治治療へ向け一歩前進か【最新研究】 抗ウイルス薬を使う現在のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)治療では、HIVは完治しないため、薬を一生飲み続ける必要があるようです。しかし今回、英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に載った研究では、抗ウイルス薬とゲノム編集技術を併用した治療によって、マウスからHIVの除去に成功。将来HIVを根治・治癒できる可能性 2019.07.04健康・環境遺伝子・進化・生態
テクノロジー・AIディープフェイクとは?偽動画の例や仕組み・作り方・危険性などをまとめて紹介 人工知能によって本物そっくりの偽動画などを捏造できる「ディープフェイク(deep fake)」という技術が注目されており、女優の顔だけ入れ替えた「フェイクポルノ」が登場するなど、悪用の懸念が広がっているようです。この記事では有名なフェイク動画の例や、仕組み・作り方・危険性・対策などについて簡単にまとめて紹介しています。 2019.07.02テクノロジー・AI
テクノロジー・AI【動画】昆虫サイズの極小ロボットが単独飛行に成功、太陽光電源を搭載 羽の幅3.5cm、重さ約0.26gの昆虫サイズの極小ロボットが、電源コードなしの単独飛行に初めて成功したようです。ハーバード大学が発表したこのロボットはRoboBee X-wingと名付けられ、4枚羽を持ち太陽光電源を搭載しているとのこと。 2019.06.28テクノロジー・AI
心理学・人間行動女性は室温が高いほど数学の成績が向上?温度影響の男女差が判明ー最新研究 職場の部屋が暖かくなると、女性の仕事の生産性が上がる可能性があるようです。米科学誌「プロスワン」に載った論文では、室内の温度を操作できる環境で男女の認知パフォーマンスの違いを調べた結果、数学や言語のテストでは、室温が高くなるほど女性は高いパフォーマンスを発揮した一方、男性では逆にパフォーマンスが低下する傾向がみられ 2019.06.26心理学・人間行動
健康・環境5Gの健康影響に世界40か国230人以上の科学者らが懸念表明、5G展開の一時停止を要請 5G(第5世代移動通信システム)が健康に及ぼす潜在的な悪影響の可能性について警告する声明(5G Appeal)が世界40か国230人以上の科学者や医者たちによって発表されています。スマートフォンやPCなど様々な機器で用いられる電磁波が健康に及ぼす影響については、科学界でも十分にはコンセンサスが得られていないようです。 2019.06.15健康・環境
心理学・人間行動5本指よりも器用?6本指を持つ多指症の人たちの高い能力が明らかにー最新研究 生まれつき指が5本より多い「多指症」と呼ばれる人たちには、指を操るうえでメリットがあるようです。英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された研究では、1つの手に6本の指を持つ多指症の被験者が調べられた結果、指の動きは脳でうまく制御されており、5本指の人よりもさらに器用に指を操れることが初めて判明しました。 2019.06.07心理学・人間行動
テクノロジー・AIヒトとラットの脳を接続してサイボーグ化したラットの歩行を操作ーブレイン・ブレイン・インターフェース最新技術 脳に電極を埋め込まれてサイボーグ化したラットを、ヒトが念じるだけで操縦できるという、SFじみたテクノロジーがすでに現実化しています。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された論文では、ヒトとラットの脳をつなぐ「ブレイン・ブレイン・インターフェース(BBI)」で、ヒトの脳波でラットの動きを操作することに成功 2019.05.31テクノロジー・AI
遺伝子・進化・生態【動画】チンパンジーはカメを叩き割って食べることが判明ー最新研究 チンパンジーが様々な動物を狩ってその肉を食べることは知られていましたが、甲羅を持つカメさえ食べるようです。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に2019年5月に掲載されたSimone Pika氏らの研究では、アフリカのガボンに生息するチンパンジーが、カメの甲羅を叩き割って捕食する様子が初めて直接観察されました。 2019.05.28遺伝子・進化・生態
健康・環境朝食を食べることはダイエットには役立たない可能性、最新研究が示唆 「やせたければ朝食を食べたほうが良い」との定説に疑問を投げかける論文が発表され話題となっています。英医学誌「ブリティッシュ・メディカルジャーナル」に掲載された論文では、過去28年間の研究を分析した結果、高所得国の成人に関して、朝食を食べることが体重減少に役立っているという説を支持する証拠は見つからなかったようです。 2019.05.27健康・環境
テクノロジー・AI2019年前半に話題になった生物学などの最新論文ニュースまとめ10選 2019年前半に世界的に話題になった論文・ニュースをまとめました。生物に関係する話題を中心に、健康・環境・テクノロジーなど、様々な分野の論文を取り上げています。ソースの学術論文の大半は、リンクからオンラインで無料で閲覧できます。2019年の面白い論文・生命科学などの最新研究を一挙にご覧ください。 2019.05.17テクノロジー・AI健康・環境遺伝子・進化・生態
遺伝子・進化・生態奇妙な形態のカニの化石を発見、「カニとは何か」定義が揺らぐ?ー最新研究 様々な種の特徴をあわせ持つ、奇妙な形態のカニの化石が見つかった。「カニらしさ」とは一体何なのか、考え直す必要があるかもしれない。米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」に掲載された論文では、私たちが通常「カニ」として思い浮かべる典型的な形態とはかけ離れた、細長い体や大きな眼を持つカニの化石が報告されている。 2019.04.30遺伝子・進化・生態
健康・環境除草剤グリホサートに世代を越える毒性のリスクかーラット動物実験の結果 モンサント社の商品名「ラウンドアップ」で知られる除草剤グリホサートについて、動物実験で世代を越える健康影響が示唆された。英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された研究によれば、ラットを用いた動物実験の結果、グリホサートに曝された個体の孫世代、ひ孫世代で前立腺・腎臓・卵巣の病気や肥満、出産異常などの増加を確認 2019.04.25健康・環境遺伝子・進化・生態
健康・環境なぜ動物は眠るの?睡眠の役割はDNAのダメージ修復かー最新研究 私たち人間を含めて、動物は一体なぜ眠るのだろう?睡眠の役割について新たな仮説が登場した。英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された論文では、睡眠によって、損傷したDNAの修復に必要な染色体の動きが神経細胞において増加することがわかった。人間の脳に対する睡眠の効果や、睡眠の健康上のメリット等への示唆に富む 2019.04.22健康・環境遺伝子・進化・生態